プロフィール

Formant Brothers
 

兄:三輪眞弘 (MIWA Masahiro) 弟:佐近田展康 (SAKONDA Nobuyasu)

フォルマント兄弟 (Formant Brothers)」は、三輪眞弘(兄)と佐近田展康(弟)という父親違いの異母兄弟によって2000年に結成された作曲・思索のユニット。テクノロジーと芸術の今日的問題を《声》を機軸にしながら哲学的、美学的、音楽的、技術的に探求し、21世紀の《歌》を機械に歌わせることを目指す。


これまで発表したおもな作品には次のものがある。トランペットの音を声に変換し歌わせる作品「La internacio」(2001、曽我部清典『トキノコダマ2』ALM RECORDSに収録)。人工音声の連弾演奏で宅配ピザを注文するパフォーマンス「兄弟deピザ注文」(2003)。“録楽”と名付けた音楽の在り方を考察し亡きロックスターに日本語で革命歌インターナショナルを歌わせる「フレディの墓/インターナショナル」(2009、Prix Ars Electronica 2009 入賞)。兄弟式日本語鍵盤音素変換標準規格によりMIDI鍵盤でマイクロトーナルなコブシを歌わせる「NEO都々逸 六編」(2009)。“高音キン”なる声キャラクターを設定し東北地方の民謡に取材したレゲエ風ダンス音楽「せんだいドドンパ節」(2010)。MIDIアコーディオンをインターフェイスにし蛇腹の表現力で切々と酒場を流すムード演歌「夢のワルツ」(2012)。兄弟式国際ボタン音素変換標準規格によりラテン語の“祈り”の歌唱に挑戦した「PR(L)AYING VOICE / STABAT MATER」(2015)など。


また作品と一体となったテクノロジー論/芸術論の言説でも注目を集め、声・機械・身体・メディアの亡霊性をめぐる議論をインスタレーション展示(「フォルマント兄弟のお化け屋敷」2010)、レクチャー・パフォーマンス、ビデオ・プレゼンテーション等さまざまな形式で発表するとともに、東京藝術大学、ロンドン・グリニッジ大学、東京大学、日本記号学会などで講演発表・シンポジウム登壇等を行う。

(2015.5.30 update)


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